【Affinity Photo】RAW現像1|現像ペルソナとは何か?Photoペルソナとの違い|コントラスト,明瞭度,彩度,自然な彩度,白黒画像の作り方(Affinity photo2)

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「RAW現像って難しそう…」そんな悩みを解決します!

Affinity Photo 2の「現像ペルソナ」を使えば、難しい設定は不要です。直感的な操作で、あなたのRAW画像を、思い通りの色合いや雰囲気に調整できます。

ここでは、現像ペルソナの使い方を解説しています。


現像ペルソナとは何か?

Affinity Photoの現像ペルソナとは、デジタルカメラで撮影したRAW画像を、まるで現像所で写真用紙に焼き付けるかのように、細部まで調整し、あなただけの作品へと昇華させることができる機能です。

簡単に言うと、RAW画像の現像ソフトです。


現像ペルソナを使うメリット

RAW画像のポテンシャルを最大限に引き出せる

RAW画像はJPEG画像に比べて情報量が多く、高画質です。

現像ペルソナを使うことで、RAW画像をより自由度が高く編集することができます


非破壊編集

現像ペルソナの処理は非破壊処理です。元の画像データを傷つけることなく、何度でも編集をやり直すことができます。


プロ並みの調整が可能

露出、コントラスト、色温度など、様々なパラメータを細かく調整することで、プロフェッショナルな仕上がりの写真を作成できます。


変化の前後を比較できる

現像ペルソナでは「分割表示」や「ミラー表示」にすることで、変化を適用させる前後の写真を比較しながら編集することができます。




分割表示

分割表示は1枚の画像を線で分割します。


区切り線の位置はドラッグで調整できます。


ミラー表示

ミラー表示は左右に編集前後の写真を並べる表示方法です。



シングルビュー

編集後の画像だけを表示したい場合は「シングルビュー」をクリックします。



現像ペルソナの用途

現像ペルソナは以下のような場合に使用します。

  • 露出調整: 画像全体の明るさを調整します
  • コントラスト調整: 明暗の差を強調したり、抑えたりします
  • 色温度調整: 画像全体の色の温かさを調整します
  • ホワイトバランス調整: 正確な色再現を行います
  • シャープネス調整: 画像の輪郭を強調し、鮮明にします
  • ノイズ軽減: 画像に発生するノイズを低減します
  • レンズ補正: レンズの歪みなどを補正します。


現像ペルソナの使い方

現像ペルソナを開く

Affinity PhotoでRAW画像を開いた時点で自動的に「現像ペルソナ」に移動します。


現像とキャンセル

RAW画像を開いて「現像ペルソナ」に入ると、左上に「現像」と「キャンセル」が表示されます。

RAW現像が完了するまではどちらもクリックしないでください


現像

「現像」とはRAW現像を終了して、一般的な画像編集の「Photoペルソナ」に移動するためのボタンです。

現像ペルソナでの処理が完了したら「現像」をクリックします。


キャンセル

「キャンセル」をクリックすると画像編集自体を終了します。


露出セクション(露出、明るさ、黒点)

右側メニューの「露出」セクションでは、画像全体の「露出」「黒点」「明るさ」を直線的に調整することができます。


露出

露出スライダーを動かすことで全体の明るさを調整できます。


露出を1.6にすると明るくなります。


露出を-1.6にすると暗くなります。



露出を最大にすると真っ白になります。


露出を最小にするとほとんど真っ黒になります。


もとに戻す方法

動かしたスライダーを0位置に戻すにはスライダーの「〇」をダブルクリックします。

もしくは、セクション右上の矢印をクリックします。


黒点(ブラックポイント)

黒点のスライダーを動かすと、全体の暗さの基準値を変更することができます。


黒点を下げると明るくなります。


黒点を上げると暗くなります。



明るさ


明るさを上げると明るくなります。


明るさを下げると暗くなります。



露出と明るさの違い

露出と明るさはどちらも画像を明るくしたり暗くしたりするものです。

現像ペルソナの場合、「露出」の方が変化量が大きくなります。明るさの微調整をしたい場合は「明るさ」の方が便利です。



エンハンス(コントラスト、明瞭度、彩度、自然な彩度)

エンハンスセクションでは「コントラスト」「明瞭度」「彩度」「自然な彩度」を調整することができます。


コントラスト

  • 明暗の差を強調する: 画像の明るい部分と暗い部分の差を大きくします。
  • メリハリのある印象: コントラストを上げると、画像にメリハリが生まれ、鮮やかな印象になります。
  • 注意: 過度に上げると、画像が不自然になったり、ディテールが失われたりする可能性があります。


明瞭度

  • 細部の輪郭を強調する: 画像の細かな部分の輪郭を際立たせ、シャープな印象を与えます。
  • テクスチャを強調: 素材の質感や立体感を強調し、リアルな印象を与えます。
  • 注意: 過度に上げると、ノイズが目立ったり、画像が不自然になったりする可能性があります。


彩度

  • 色の鮮やかさを調整する: 画像全体の色の鮮やかさを一律に調整します。
  • 鮮やかな印象: 彩度を上げると、画像が鮮やかになり、華やかな印象になります。
  • 注意: 過度に上げると、色が不自然になったり、ギラギラした印象になる可能性があります。


自然な彩度

  • 彩度の低い部分に効果的: 彩度の低い部分の鮮やかさを選択的に上げることができます。
  • 肌の色を自然に: 特に肌の色を自然に見せる効果があります。
  • 繊細な調整: 彩度を全体的に上げるよりも、より自然な印象に仕上げることができます。


適切に調整することで、よりはっきりとした美しい写真に仕上げることができます。



白黒画像をつくる(彩度の調整)

彩度は色の鮮やかさを指します。この彩度を0にすることで簡単に白黒写真をつくることができます。


上記設定にするだけで画像が白黒になります。

ぜひ試してみてください!

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