【DJI Air3】高画質で撮影する方法|デジタルズームの特徴と注意点(2つのレンズの違い, 広角, 中望遠)

Drone

DJI Air3の2つのレンズを最大限に活用して、プロ並みの空撮を実現したいと思いませんか?

この記事では、DJI Air3の高画質撮影の秘訣を解説します。広角と中望遠、それぞれのレンズの特徴と違い、そしてデジタルズームを使う上での注意点まで詳しくご紹介します。

美しい空撮写真や動画を撮影したい方は必見です!

この記事を読めば、DJI Air3の性能を最大限に引き出し、あなたの空撮スキルをレベルアップできます。



DJI Air3の2つのレンズ(広角レンズと中望遠レンズ)

DJI Air3は2つのレンズとデジタルズームを備えたモデルです。

DJI Air3のレンズ
  1. 広角カメラ(広い景色)
  2. 中望遠カメラ(点検などスポット)
  • 広角レンズは焦点距離24mmでF値1.7です。
  • 中望遠レンズは焦点距離70mmでF値2.8です。

どちらのレンズもF値は比較的低く、明るい画像を撮影することができます。


広角カメラと中望遠カメラの画角比較

広角カメラと中望遠カメラで画角は大きく変わります。

▼広角カメラ


▼中望遠カメラ



ドローンは空の撮影なので焦点距離と画角のイメージがつきにくいかもしれませんが、一眼レフやミラーレスカメラと同じです。

焦点距離24mmは一般的な標準ズームレンズの広角側の数値です。焦点距離70mmはもう少し寄ったポートレートよりの数値になります。


デジタルズーム

最大9倍

2つのカメラにはそれぞれデジタルズームが備わっています。

デジタルズーム
  • 広角レンズ: 1~3倍
  • 中望遠レンズ:3~9倍


中望遠レンズの9倍にすると、かなり遠くのものも拡大して撮影することができます。屋根の点検など、近づくことが困難な被写体などを撮影する場合に非常に効果的です。

デジタルズームの注意点

デジタルズームを使うときに注意しなければいけないことがあります。それは、画質が劣化するということです。

というのも、デジタルズームは撮影した画像の一部を切り出して拡大する方式です。このため、切り出すことで画素数が減り、画像が粗くなったり、ノイズが目立ったりするなど、画質が劣化します。


シネマティックな映像を撮影したいときにデジタルズームを使ってしまうと、画質が劣化して使えない映像になってしまうこともあるので注意が必要です。


デジタルズームの詳細については下記をご参考ください。



高画質で撮影する方法

デジタルズームを使わない

高画質で撮影するために重要なことは、デジタルズームを使わないということです。

幸いにもDJI Air3にはカメラが2つついているため、デジタルズームを使わずに2つの焦点距離で撮影することができます。

高画質で撮影できる設定
  • 広角レンズ:焦点距離24mm(1倍)
  • 中望遠レンズ:焦点距離70mm (3倍)


広角レンズの3倍と、中望遠レンズの3倍は違う

注意しなければいけないのは、広角レンズの3倍(1~3倍の3)と、中望遠レンズの3倍(3~9倍の3)は違うということです。

広角レンズの状態でデジタルズームしていくと3xの状態になります。これは中望遠レンズのデジタルズームなしと同様の望遠状態ですが、画質はかなり悪いです。


レンズは録画前に設定する

DJI Air3の場合、録画中にレンズを切り替えることができません

このため、あらかじめ「広角レンズ」か「中望遠レンズ」のどちらかを選択しておく必要があります。

ディスプレイに表示される「1x(広角レンズ)」か「3(中望遠レンズ)」をクリックします。


▼広角カメラの設定「1x」



▼中望遠カメラの設定「3x」



4Kで撮影する

中望遠レンズを使って「3x」で録画しているときに、もっとズームしたいという場合もあるかと思います。

そんなときは、デジタルズームをつかうのではなく4Kで撮影して、動画編集ソフトで拡大すると、比較的高画質を保ったまま動画編集をすることができます。



参考

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