Google広告を使っていると意図していないキーワードで検索したときに広告が表示されることがあります。
ここではその原因と対処法をまとめています。
原因
意図していないキーワードで検索したときに広告が表示される原因は主に次の2つです。
P-MAXを使っている
P-MAXとは何か?
意図していないキーワードで検索したときに広告が表示される原因の1つ目は「P-MAX」による広告配信です。
P-MAXとは、「パフォーマンス最大化」というキャンペーンで、1つの設定でリスティングやYoutube、ディスプレイなど様々な広告に自動的に配信してくれる機能です。
▼P-MAXの配信先
リスティングも含め、関連性が高いと思われるところに自動で配信するため、社名などでも広告が表示される可能性があります。
自社関連で配信しているか?
自社関連で配信されているかを確認するには、「分析情報とレポート」のオークション分析で確認することができます。
この中に「自分」とある場合は、自社ドメイン関連で広告が配信されている可能性が高いです。
P-MAXのメリット
P-MAXのメリットはCPCが低いことです。ただし、CVにつながらないと意味がないので、データを分析して不要な場合は配信停止することをおすすめします。
インテントマッチにしている
意図していないキーワードで検索したときに広告が表示される2つ目の原因は検索キーワードで「インテントマッチ」にしていることです。
Google広告ではキーワードを指定するときに次の3つが選べます。
インテントマッチにすることで、意図しないキーワードで広告が表示されるリスクがあります。
インテントマッチ、フレーズ一致、完全一致の違い
インテントマッチ
インテントマッチとは、指定したキーワードと関連性の高い検索クエリに対して広告を表示する方法です。
キーワードを細かく設定する必要がないため、運用を効率化することができるメリットがあります。一方で、意図しないキーワードに表示されるリスクもあります。
フレーズ一致
フレーズ一致は、指定したキーワードを含む検索クエリに対して広告を表示する方法です。
キーワードの順番は固定されます。
インテントマッチほどではないものの、完全一致よりも幅広い検索クエリに広告を表示できます。
一方で、キーワードの順番が固定されるため、意図しない検索クエリに広告が表示されるリスクを軽減できます。
完全一致
完全一致は、指定したキーワードと完全に一致する検索クエリに対してのみ広告を表示します。
クリック率やコンバージョン率が高いキーワードを狙い撃ちすることができます。
対処法1:キーワードを除外する
意図しないキーワードで表示されてしまうときの対処法はそのキーワードを除外することです。
リスティングの「キャンペーン」または「広告グループ」を選択し「オーディエンス、キーワード、コンテンツ > 検索キーワード」を選択します。
上部のタブで「除外検索キーワード」を選択します。
「+」アイコンをクリックすると、除外キーワードの入力欄が表示されます。
キーワードの除外先(キャンペーンか広告グループ)を選択して、除外キーワードを入力し、保存をします。
以上で指定したキーワードで広告が表示されなくなります。
対処法2:インテントマッチをやめる
インテントマッチをやめるのはとても簡単です。
リスティングの「キャンペーン」または「広告グループ」を選択し「オーディエンス、キーワード、コンテンツ > 検索キーワード」を選択します。
設定したキーワードの一覧が表示されます。「キーワードマッチ」で「インテント」になっている箇所をクリックします。
ここで「フレーズ一致」や「完全一致」を選択します。
以上で設定は完了です。
意図しないキーワードで表示されているか確認する方法
複数のキャンペーンを走らせていいる場合に、インテントマッチのせいで意図しない広告が表示されているか判断できないことがあります。
そのときは、「分析情報とレポート > 検索語句」に進むことで、広告を表示しているキーワードの一覧を確認することができます。
インテントマッチを使っている場合、キーワード数がかなり多くなっていることに注意してください。
そんなときは「フィルタを追加」をクリックします。
「検索語句」を選択します。
※「検索語句」を選択せずに検索をかけるとヒットしません。
条件を設定し、対象のキーワードを入力して「適用」をクリックします。
ここでヒットすれば対象のキーワードで表示されていることがわかります。