動画制作の質を劇的に向上させたいあなたへ。この記事では小型軽量で高音質なワイヤレスマイクとして人気のHollyland LARK M2を解説しています。
LARK M2は、YouTuberやVloggerをはじめ、手軽に高品質な音声収録を行いたい方から高い支持を得ています。しかし、ラベリアマイクとピンマイクの違いや、バッテリーの持続時間、そして音質を左右するノイズキャンセリングの機能やウインドジャマーなどの付属品など、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、LARK M2の基本的な使い方から、より良い音質を得るための設定方法まで、実践的な情報を満載でお届けします。
この記事でわかること
- ラベリアマイクとピンマイク、どちらが自分に合っているのか?
- LARK M2の充電方法やバッテリーの持ち時間
- 各ボタンの役割と使い方
- ウインドジャマーとウインドスクリーンの違いと選び方
- 音質を改善するための設定方法
LARK M2を最大限に活用し、あなたの動画制作をレベルアップさせましょう!
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HOLLYLAND LARK M2とは何か?
HOLLYLAND LARK M2は、HOLYYLAND社が販売している非常に軽量で高音質なワイヤレスラベリアマイク(ピンマイク)です。(ラベリアマイクとは衣服に装着して使用する小型マイクの総称)
主に動画撮影や配信、インタビューなど、高品質な音声が必要なシーンで活躍します。
ワイヤレスラベリアマイクとは何か?ピンマイクとの違い
LARK M2はマイクの中で「ワイヤレスラベリアマイク」に分類されます。
ラベリアマイクとは何か?
ラベリアマイクとは衣服に直接取り付けて使用する小型のマイクのことです。主に、テレビ番組のインタビューや、講演会、プレゼンテーションなど、ハンズフリーで音声収録を行いたい場合に利用されます。
ラベリアマイクには次のような特徴があります。
- 小型軽量: クリップなどで衣服に取り付けるため、邪魔にならず、動きやすいです。
- 高音質: 小型ながらも高音質なモデルが多く、クリアな音声を録音できます。
- 多様な用途: Vlog、配信、インタビュー、会議など、様々なシーンで活用できます。
このラベリアマイクのワイヤレスバージョンなので「ワイヤレスラベリアマイク」と呼ばれます。
ラベリアマイクとピンマイクの違い
LARK M2は(ワイヤレス)ピンマイクでは?と思う人もいるかと思います。
ワイヤレスラベリアマイクとピンマイクは、非常に近い意味で使われることが多く、混同されることもありますが、厳密には少し異なります。
ラベリアマイクはより広い意味で、衣服に装着して使用する小型マイクの総称です。
一方、ピンマイクは、ラベリアマイクの中でも特に小型で、ピン状の形状をしているものを指すことが多いです。
特にLARK M2には様々なアタッチメントが用意されており、ピンマイクのようにクリップ型のピンにすることもできますし、マグネットで挟み込むことや、ペンダントのようにぶら下げることもできます。
LARK M2の特徴
従来のラベリアマイク(ピンマイク)と比較して、高性能なのに超軽量で目立たないというポイントが画期的です。
- 超軽量: 重さがわずか9gと非常に軽く、長時間装着しても負担になりません。
- 高音質: 48kHz/24bitの高音質で、クリアな音声を録音できます。
- ノイズキャンセリング: ENC(環境ノイズキャンセリング)機能により、周囲の雑音を軽減し、クリアな音声を録音できます。
- 長距離伝送: 最大300mの伝送距離を実現し、広い範囲で安定した接続が可能です。
- 簡単操作: 自動ペアリング機能により、簡単に接続できます。
- コンパクト: 小型軽量なので、持ち運びにも便利です。
特に「軽量」と「自動ペアリング」はかなりいいポイントです。
軽量・小型すぎてつけてることを忘れてしまうぐらい自然なマイクです。また、ケースから取り出しただけで自動でペアリングし、すぐに使える状態になります。(余計な設定は不要です)
LARK M2の活用シーン
- Vlog: スマートフォンやミラーレスカメラと組み合わせて、高音質な音声でVlogを撮影できます。
- 配信: ライブ配信や動画配信で、クリアな音声で視聴者とコミュニケーションを取ることができます。
- インタビュー: 外でのインタビューなど、移動しながらの収録に最適です。
- 会議: 小型軽量なので、会議やプレゼンテーションでも邪魔になりません。
LARK M2で接続できる機器
LARK M2のコンボでは、次の3つの機器に接続することができます。
昨今、動画を撮影するために使われるほとんどの機器で使うことができます。
それぞれのデバイスによってレシーバーが異なります。
ライトニング用とTypeC用はデバイス(スマホなど)から電源をとることができるため、バッテリーは不要です。
カメラ用のレシーバーは充電する必要があります。なお、カメラ用のレシーバーはTypeCケーブルを使ってPCなどの機器とも接続することができます。
なお、スマホにレシーバーを装着しているときに、レシーバー経由でスマホを充電することもできます。
バッテリーの持ち具合
バッテリーの持ちは1回の充電で最大10時間です。
ケースに入れて再充電を行えば最大40時間電源からの給電なしで使用することができます。
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TX1, TX2, RXとは何か?
レシーバーには「TX1」「TX2」というランプがあります。また説明書に「RX」という用語が出てくることがあります。
TXとは何か?
TXとは「Transmitter(送信機)」のことです。
マイク本体に接続され、集音した音声を電波に変換して送信する装置です。
RXとは何か?
RXとは「Receiver(受信機)」のことです。
送信された電波を受信し、再び音声信号に変換する装置です。カメラやレコーダーなどに接続し、録音を行います。
ノイズキャンセリング
LARK M2にはノイズキャンセリングの機能が備わっています。
TX(送信機)側でボタンをクリックすることでノイズキャンセリングのON/OFFを切り替えることができます。
ノイズキャンセリング中はインジケーターが緑色になります。(※ノイキャンなしは青色)
ライトニングやタイプCのRX(レシーバー)を使っているときは、RX側でノイズキャンセリングのON/OFFを切り替えることもできます。
ボタンをクリックするとTX(送信機)のインジケーターの青(ノイキャンOFF)と緑(ノイキャンON)が切り替わります。
カメラ用のRX(受信機)
機器との接続方法
カメラ用のRX(受信機)はコールドシューに差し込むこともできますし、TYPECケーブルで接続することもできます。3.5mm TRS~TRSケーブルでカメラとRXをつなぎます。
なお、コールドシューの差し込み部分はクリップになっているため、どこかに挟み込んでとめることもできます。
音質を最高にするには?
録音の音質を最高のものにするには、カメラの録音レベルを最小に設定し、受信機の出力レベルを中に設定するのがいいそうです。
ステレオとモノラルの切り替え
側面にある「Mボタン」をクリックすることで、モノラルとステレオを切り替えることもできます。
3段階の音量調整
カメラ用のレシーバーのみ音量を3段階で調整することができます。
音量つまみを時計回りに回すと、音量が上がります。音量つまみを反時計回りに回すと、音量が下がります。
スマホにつなぐとモノラルになる
3.5mm TRS~TRSケーブルでカメラ用のRXとスマホをつないだ場合、音声はモノラルのみとなります。
ステレオにするためにはLightningかTypeC用のRXを使う必要があります。
インジケーターランプの色の見分け方
LARK M2がノイズキャンセリングONなのかOFFなのか?や、ステレオなのかモノラルなのかはインジケーターランプで見分けるしかありません。
インジケーターランプは「青」と「緑」の2つのみです。それぞれの色は次のようになっています。
「緑が通常の録音状態」と覚えておくとわかりやすいです。
一般的な録音はノイズキャンセリングをONにして、モノラル(両耳同じ音)で撮影します。
あえて、ノイズキャンセリングをOFFにすれば青色に、ステレオにすれば青色に変わるということです。
付属品
LARK M2 コンボには録音に必要な付属品がほぼすべてそろっています。
TX(送信機)をピンでとめたり、マグネットで挟み込んだり、ネックレスにするためのパーツや、ウインドジャマー(ウインドスクリーン)もあります。
なお、上記公式ページの画像ではウインドスクリーンがついていますが、実際に購入したものにはウインドジャマーが入っていました。
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ウインドジャマーとウインドスクリーンとは何か?違い
ウインドジャマーとウインドスクリーンは、どちらもマイクに装着して使用する風防の一種で、目的はほぼ同じですが、少しだけ異なる部分があります。
簡単に言うと、ウインドジャマーの方が風の音をより防いでくれ、価格も高価です。
ウインドジャマーとは何か?
ウインドジャマーとは、ふわふわとした毛皮のような素材でできていることが多く、マイクに向かって直接風が当たるのを防ぎ、風切り音を大幅に減らします。
- メリット:
- 風切り音の低減効果が非常に高い。
- ポップノイズ(息がマイクにあたって発生する音)の軽減にも効果がある。
- デメリット:
- 高価なものが多く、扱いも少し難しい場合がある。
- マイクの音を少しだけ吸収してしまう可能性がある。
ウインドスクリーンとは何か?
ウインドスクリーンは、スポンジやメッシュ状の素材でできていることが多く、風切り音を減らすだけでなく、ポップノイズの軽減にも効果があります。
- メリット:
- ウインドジャマーに比べて安価で、扱いやすい。
- マイクの音への影響が少ない。
- デメリット:
- ウインドジャマーほど風切り音を完全に防ぐことはできない。
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