DJI RS4は、滑らかな映像撮影を可能にする高性能ジンバルですが、様々な設定項目があり、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
よくよく調べてみると「こんな便利な機能があったのか!」というのが色々と用意されています。
この記事では、オービットフォロー、スリープモード、プッシュモード、スポーツモード、オートチューンと水平キャリブレーションやジンバル自動確認の違いなど、DJI RS4の便利な設定項目についてまとめています。
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スリープモード(電源ボタン1回押し)
電源ボタンを1回押すと、ジンバルをスリープモードにすることができます。
このとき、ジンバルを再センタリング(カメラを真正面に向ける)にして、各軸をロックさせることができます。
カメラを操作したいときや、移動したいときなどにとても便利です。よく使うモードです。
ちなみに、設定画面でスリープモードにしたときの再センタリングと各軸のロックをオフにすることもできます。
オービットフォロー
オービットフォローとは、ジンバルが被写体を中心に円を描くように回転しながら撮影する機能のことです。
「オービットフォロー」をONにすることで、被写体を中心に円を描いて回るときのジンバルの動きがスムーズになります。
トリガー操作
RS4ではトリガーに便利な機能がいくつか割り当てられています。
自動キャリブレーション(Mボタンとの同時押し)
トリガーとMボタンを長押しすると自動でキャリブレーションが始まります。
ダブルタップ(再センタリング)
トリガーを2回押すとジンバルをセンタリングしてくれます。
上下左右が少しずれたときや、カメラを現在のポジションで正面に向けたいときにとても便利です。
トリプルタップ(セルフィーモード)
トリガーを3回押すと、ロール軸が180°回転して自分の方を向きセルフィーモードになります。
あまり使わないモードだと思います。設定でオフにできます。
長押し(操作ロック)
長押しするとロックモードに入ります。ロックモードでは、Mボタンや録画ボタンを押せない状態になります。
※ジョイスティックによるジンバルの移動や電源ボタンは動きます。
なお、トリガーを長押しするとディスプレイがロックモードになり、そのときにディスプレイをクリックするとロックモードを固定できます。
再度ディスプレイをタップすれば解除できます。
Mボタン
Mボタンもトリガー同様に様々な機能が割り当てられたボタンです。
写真を撮る
動画撮影中にMボタンを1回押すと、写真を撮影することができます。何気にとてもありがたい機能です。
スポーツモードにする
Mボタンを長押しすると、軸のフォロー速度が高速になる「スポーツモード」に入ります。このとき、ディスプレイの左上に走っている人のアイコンが表示されます。
Mボタンを長押ししてスポーツモードになっているときに、トリガーを2回押すとスポーツモードを固定できます。
解除するときは、同じくMボタンを長押しして、トリガーを2回押します。
プッシュモード
プッシュモードはチルト軸とパン軸を手動で制御できるようにする機能です。
「カメラの位置を調整したい!」というときにパン軸(パンアーム)やチルト軸(アーム)を手で動かして固定することができます。
これがないと、ジョイスティックでちょいちょい動かすことが必要となります。
キャリブレーション
RS4には大きく3つのキャリブレーションがあります。
「オートチューン」は必ず実施するものですが、「水平キャリブレーション」と「ジンバル自動確認」は常時行うものではありません。確認や水平がズレているときに使うものです。
オートチューン
ジンバルをセットアップしたら最初に3軸の剛性を調整するためのキャリブレーションを行います。これがオートチューンです。
オートチューンをするとチルト軸、ロール軸、パン軸のそれぞれに数値が割り当てられます。
水平キャリブレーション
水平キャリブレーションはジンバルが水平でない場合や軸がドリフトしている場合に行うキャリブレーションです。
ジンバル自動確認
ジンバル自動確認は、ジンバルの状態を自動で分析する機能です。
水平キャリブレーションと同じく、完全に水平でない場所で行うとエラーが発生します。
まとめ
RS4には、RS3など過去のモデルの機能をよりブラッシュアップさせた撮影時にとても便利な機能が盛りだくさんです。
機能を上手く使いこなせると映像の質や撮影のしやすさが格段に上がります。いきなり本番でやろうとすると混乱するので、家で練習しておくと外出時の撮影がとてもスムーズになります。
手で撮影した映像とジンバルで撮影した映像は雲泥の差なので、DJIのジンバルは本当にオススメです。
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