Traxshot Pro と Traxshot、どちらを選ぶべきか迷っていませんか?
近年、動画制作のクオリティ向上に欠かせない存在となっているワイヤレスマイク。その中でも、COMICA は手軽に高音質を実現できる製品として、多くのYouTuberやクリエイターから注目を集めています。
この記事では、COMICAとはどういった企業か?やCOMICA代表的なモデルであるTraxshot ProとTraxshotの違いを比較しています。それぞれのモデルの特徴や、あなたが選ぶべきマイクはどれなのか、購入を検討している方の疑問にお答えします。
この記事を読むと、こんなことがわかります
- COMICAの魅力とは?
- Traxshot ProとTraxshotの違い
- Traxshot Proの使い方(A、PS、PMとは?など)
- ローカットフィルターやハイパスフィルターって何?
高音質でプロフェッショナルな動画制作を目指している方は必見です!
COMICAとは何か?
COMICAは、主にビデオ撮影や音声収録に用いられるワイヤレスマイクシステムを専門とするブランドです。近年、特にVloggerやYouTuberの間で人気が高まっており、スマートフォンやカメラに手軽に接続して高音質な音声収録を可能にする製品が多数展開されています。
COMICAの特徴
- 手軽さ
コンパクトで軽量な設計が多く、持ち運びが容易です。スマートフォンやカメラへの接続も簡単に行えるため、初心者でも使いやすいのが特徴です。 - 高音質
ノイズキャンセリング機能を搭載したモデルもあり、クリアで高音質な音声収録が可能です。 - 多機能
音量調整やチャンネル切り替えなど、様々な機能が搭載されているモデルもあります。 - コスパの良さ
高品質な製品でありながら、比較的リーズナブルな価格で購入できるものが多く、コストパフォーマンスの高さも魅力です。
COMICAの製品ラインナップ
COMICAは、様々な種類のワイヤレスマイクシステムを取り扱っています。代表的なものとしては、以下のようなものがあります。
- ラベリアマイク
クリップで衣服などに装着するタイプのマイクで、インタビューやプレゼンテーションなど、ハンズフリーで音声収録したい場合に最適です。 - ショットガンマイク
特定の方向の音を集音するマイクで、ビデオ撮影時に背景音を抑え、クリアな音声を得たい場合に適しています。 - コンデンサーマイク
高感度で繊細な音を拾うことができるマイクで、スタジオレコーディングなど、より高品質な音声収録を求める場合に適しています。
COMICAを選ぶメリット
- 手軽に高音質な音声収録が可能
スマートフォンやカメラに手軽に接続でき、高音質な音声収録が可能です。 - 幅広いラインナップ
様々な種類のワイヤレスマイクシステムを取り扱っているため、用途に合わせて最適な製品を選ぶことができます。 - コスパが良い
高品質な製品でありながら、比較的リーズナブルな価格で購入できるものが多く、コストパフォーマンスに優れています。
Traxshot Proとは何か?(トラックスショットプロとは何か?)
COMICA Traxshot Proは、ビデオ撮影や音声収録の質を大幅に向上させることができる、人気の高い外付けショットガンマイクです。特にVloggerやYouTuberの間で高い評価を得ており、その魅力は多岐にわたります。
- 高指向性デュアルマイクカプセル
スーパーカーディオイドパターンを採用し、周囲の雑音を抑えながら、正面からの音をクリアに集音します。 - 変形可能なデザイン
2つのマイクカプセルを自由に調整できるため、単一指向性、対面、隣り合わせなど、様々な録音パターンに対応できます。 - 高音質
大型のマイクカプセルと高品質な部品を採用することで、クリアで自然なサウンドを実現しています。 - 長時間バッテリー
一回の充電で最大22時間の連続使用が可能で、長時間の撮影にも対応できます。 - 豊富な機能
ローカットフィルター、リアルタイムモニター、無段階ゲイン調整など、プロフェッショナルな機能が満載です。 - 汎用性
スマートフォン、タブレット、一眼レフカメラなど、幅広いデバイスに対応しています。
TraxshotのProとノーマルの違い
Traxshotには古いTraxshotとTraxshot Proの2種類があります。それぞれで価格が5000円ぐらい違います。
Traxshotは2021年1月販売で、Traxshot Proは2年半後の2023年8月に出た改良バージョンです。
下の画像の小さい方がTraxshot, 大きい方がTraxshot Proです。
使い勝手だけでなく音質も大幅に向上したモデルです。
Traxshotは型落ちで安くなっていますが、多少高くてもTraxshot Proを購入することをお勧めします。ちょっとした変化の差だったら型落ちの方が安くていいと思うのですが、音質改良まで含めたかなりしっかりしたアップデートです。
価格が安いというだけでTraxshotを購入しないように注意が必要です。後々後悔する可能性大です。
2種類のローカットフィルター
COMICAのトラックスショットPROには2種類のローカットフィルターが用意されています。
なお、ローカットフィルターを略してLCFと記述することもあります。
ローカットフィルター(ハイパスフィルター)
私たちが暮らしている生活環境には様々な生活音が溢れています。車の音やクラーの音、換気扇の音など様々です。
こういった生活音は基本的に私たちの声に比べて低い音です。
この低い音を除外して、高い音だけを通すのがローカットフィルターです。
低い(ロー)を切る(カット)という意味です。
逆にいうと、高い音(ハイ)を通す(パス)のでハイパスフィルターとも呼ばれます。
Traxshotの場合、右上に現在のローカットフィルターの種類が表示されます。「+」アイコンがあるのが150Hzのローカットフィルターです。
75Hz
75Hzのローカットフィルターは、75Hzより低い周波数の信号をかっとし、それ以上を周波数を通過させます。
75Hzは150Hzと比較して、もっと低い音です。風の音、機械の振動音などがあてはまります。
ラムブル(rumble)とは何か?
風の音、機械の振動音などをラムブル(rumble)と言います。これらの音は通常20~100Hzです。
150Hz
150Hzのローカットフィルターは、75Hzのローカットフィルターよりも多くの音をカットします。
私たち人間の低い声は100~250Hzなので、150Hzでカットした場合とても低い声もカットされます。75Hzでカット対象になっている振動音、風の音、機械音は低い音もあれば高い音もあります。雑音の中でも高い音をカットしたい場合は150Hzのローカットフィルターを使います。
人間の声の周波数帯は?
ちなみに、人間の声の周波数帯はだいたい100~4,000Hzと言われています。
- 100~250Hz: 低音(男性の声。ベース)
- 250~2,000Hz: 中音(聞き取りやすく明瞭な声。ミッドレンジ)
- 2,000~4,000Hz: 高音(女性や子供の高い声。トレブル)
インタビュー収録など、はっきりした声を録音する場合は150Hz以下をカットしても問題ないですが、ドラマのように通常の喋り方の声を録音する場合はローパスフィルターでカットすると必要な声までカットしてしまうので注意が必要です。
A,PM,PSとは何か?3つのピックアップモード
COMICAのトラックスショットPROには3種類のピックアップモードが用意されています。
Aモード(Auto)
Aモードはオートを表しており、マイクの収音角度によってモノラルとステレオを自動に切り替えます。
マイクの角度とモノラル・ステレオの関係は以下になります。
- モノラル: 0°
- ステレオ: 30, 90, 180°
PMモード(Programmable Monaural)
PMモードはプログラム可能なモノラル ピックアップモードを表しています。
マイクの角度によらず常にモノラルで収音します。
PSモード(Programmable Stereo)
PSモードはプログラム可能なステレオ ピックアップモードを表しています。
マイクの角度によらず常にステレオで収音します。
ステレオとモノラルの違い?
COMICAのトラックスショットPROはモードによって録音する音をステレオとモノラルに切り替えることができます。
ですが、そもそもステレオとモノラルとなんなのでしょうか?以下で簡単にステレオとモノラルの違いや特徴につてい紹介します。
モノラルとは何か?特徴
モノラル(Monaural)とは、右と左で音声を区別することなく同じ音を再生することです。
モノ(Mono)とは単一のという意味で、右も左も同じとうことです。
ステレオとは何か?特徴
ステレオ(Stereo)とは、右と左で音声を区別する音の再生方法です。
左右のスピーカーからそれぞれ異なる音を再生することで、立体的な音を体験することができます。
ちなみに、ステレオ(Stereo)とは「立体音響」という意味です。
昔はモノラル(Monaural)しかなかったのですが、音響技術が進みステレオ(Stereo)が出てきました。
ファームウェアをアップデートする方法
COMICAのトラックスショットPROはファームウェアをアップロードすることができます。
そのためには、USB-Cケーブルを使って、PCと接続します。アップグレード手順は以下のとおりです。
TraxShot Proの仕様
項目 | 内容 |
---|---|
極パターン | スーパーカーディオイド |
周波数特性 | 20Hz〜20kHz |
感度 | -38dB〜-18dB |
低カット | 75Hz / 150Hz |
出力インピーダンス | 600 |
S / N | 75dB |
同等のノイズ | 19dBA |
最大SPL | 130dB SPL |
ダイナミックレンジ | 111dB |
アナログ出力ポート | 3.5mm TRS/TRRS |
デジタル出力ポート | USB-C / 48kHz 24bit |
監視ポート | 3.5mm TRS/TRRS |
バッテリー容量 | リチウム3.7V330mAh |
バッテリーの持続時間 | 22時間 |
正味重量 | 250g |
次元 | 150cm x 80cm x 75mm |
作業温度 | 0℃〜50℃ |
保管温度 | -10℃〜60℃ |
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