「いいね!」「シェア!」が止まらない!そんなショート動画を作りたいあなたへ。
本記事では、最近注目されているショート動画が今後どうなっていくのか?やインスタグラムのリール動画などのショート動画を劇的に伸ばすための6つの秘訣などを紹介しています。
視聴者の心を掴み、コメントが殺到するような動画を作るための具体的なテクニックと成功事例も紹介しています。
今すぐ実践できるノウハウが満載です。
ショート動画の重要性が上がっている
インスタグラムのリール動画など、YoutubeショートやTikTokさらには、Xでも動画投稿が可能になったりと、近年各プラットフォームがショート動画をどんどん取り入れています。
ショート動画の市場規模
ショート動画と言えばTikTokのように踊っている写真を上げて楽しむような用途が一般的でしたが、今は、ショート動画を使ったプロモーションなどが主流になってきています。
ショート動画の市場規模や売っている商品の単価もどんどん上がっていて、今では、カメラや車、家といった高額な商品がショート動画経由で売れています。
Google検索結果に位置を確立
ショート動画はGoogleの検索結果の中にも専用の枠として表示されるようになっています。
表示されるショート動画はYoutubeショートだけでなく、インスタグラムやX、TikTokも表示されます。
ショート動画の社会的地位は確率されつつあります。そして、今後もその規模や影響力は強くなることが想定されます。
リール動画とは何か?
リール動画とは、Instagram上で楽しめる短い動画のことです。動画の時間は最大90秒です。
TikTokのような縦型の動画で、最大90秒の短い時間で自分のアイデアや表現を共有できます。
リール動画の特徴
投稿者の立場から見たときのリール動画の特徴は手軽さです。スマホで簡単に撮影・編集でき、音楽やエフェクトを追加して本格的な動画に仕上げることができます。
また、短い時間で完結するため、忙しい人でも手軽に見ることができます。中毒性もあり、ついつい次から次にショート動画を見てしまうといった行動もあります。
リール動画とストーリーズの違い
インスタグラムにはリール動画以外にもストーリーズという動画投稿の機能があります。この違いは24時間で消えるかどうかです。
- ストーリー: 24時間で消える短い動画で、よりカジュアルな内容が中心。
- フィード投稿: 一度投稿した動画はプロフィール欄の投稿履歴に残る。
ショート動画の目的を決める
アカウントの目的を決める
ショート動画をつくるときは一番最初に「目的」を決めます。
なんのため、誰に、何を届けるのか?というアカウントの軸を決めます。
動画の目的を決める
アカウントの目的が決まったら、投稿毎の目的を決めます。
基本は1投稿に対し1目的です。
例えば、集客なのか、採用なのかでつくるコンテンツやターゲットは大きく変わってきます。
当然ですが、「こういう動画ならなんとなく見られそう」というざっくりしたものは好ましくありません。
ノウハウと感情
インスタなど既に様々な企業や運用しています。その中で、ノウハウ系のコンテンツというのは思っている以上に大量に溢れかえっています。
今どき、Youtubeやインスタなど有料級のコンテンツがゴロゴロある時代です。
そんな中で、ノウハウに特化した投稿だけでは差別化ができず、伸びにくい状況です。そこで、他と差別化するために、ノウハウだけでなく読み手の感情を動かす内容を織り込みます。
目的と企画の例
「目的を立ててから企画する」ことと、「ノウハウと感情」という2大ポイントがわかったところで、実際に投稿するリール動画の企画を立ててみましょう。例えば、次のような目的があるとします。
- 目的:NISAのセミナーに人を呼び込みたい(集客)
NISAに興味がある人はどんな人か?どうすれば感情を動かしてセミナーに行きたいと思わせられるか?を考えます。
そうすると、ノウハウと感情の部分は次のようになります。
- ノウハウ:NISAを毎月1万円投資すると、20年後に約328万円になる(利回り3%の場合)
- 感情:人生100年時代、老後破産という言葉があるぐらい定年してから先の人生は長いです。NISAを使えば老後が豊かになるって知っていましたか?
こうすることで、感情を動かし、きちんとノウハウを届けることもできます。「老後破産」や「定年」というキーワードがあるように、ターゲットは45~60歳ぐらいまでの割と高齢の人たちです。
Before&Afterのイメージを差し込み、将来的な良い姿や変化が想像できるようにすることも効果的です。
ショート動画作成で絶対押さえるべき6つのポイント
ショート動画を作る上で絶対におさえておくべき6つのポイントがあります。
カット数を増やす(30秒で20カット前後)
ショート動画のポイントは「飽きさせない」ということです。
数十秒程度の短い動画の中で一瞬でも間があったりするとユーザーは上にスワイプして離脱してしまいます。
そこで大事なのがテンポ感の良さです。
テンポ感を良くするとは早送りするということではありません。そうではなく、カット数を増やすことです。
例えば、同じ30秒の動画でも、10カットの動画と20カットの動画では視聴維持率が大きく変わります。
カットというのはいくつものシーンをバラバラに撮影しなければいけないということではありません。1本の動画を撮影するときに、真正面、全景、横顔という3つのパターンで一度に撮影すれば3カットになります。
更に、編集で関連する画像を2秒ほど差し込んだり、拡大して顔などの一部をアップしたり、悪いことを言うシーンは画面を真っ暗にして「ガーン」という差し込みをすることでカット数を増やすことができます。
視聴者を飽きさせないためにカット数を増やすことは本当に重要です。ショート動画だけでなく、テレビ番組やYoutubeでも、たくさんのカットが当たり前のように使われています。
冒頭で気になるようにする(視覚0.5秒 +言葉3秒)
冒頭が一番重要
2つ目のポイントは、冒頭で気になるようにすることです。
ショート動画を見続けるかスワイプで飛ばすかは冒頭で決まります。冒頭が勝負です。
1つのショート動画の構成は大きく「①冒頭、②中身、③締め」の3つです。この中で重要度で数値を振ると以下のようになります。
つまり、冒頭のほんの数秒に60%の内容を持ってくるということです。
例えば、全く同じ内容を喋る20秒の動画があったときに、普通に喋っているところを20秒間流すのと、名言や良い言葉を冒頭に少しだけもってくることで、視聴回数に大きな差が生まれます。
冒頭の構成(視覚0.5秒 +言葉3秒)
冒頭の構成は「視覚0.5秒 +言葉3秒」でくみ上げるのがベストです。
0.5秒で一瞬目を引く動画を入れ、そのあとに、続きが気になる言葉を3秒ほど入れます。
後ろの「言葉3秒」では続きをきになるようにさせるためのキラーワードを使う必要があります。
続きが気になるキラーワードとは「誰も教えてくれない」「〇〇な人の特徴」「コレで決まり!」といったものです。
例えば、次の2つのタイトルがある場合、どっちが続きを見たいと思わせることができるでしょうか?
- 「遊園地に行ってみた」
- 「2025年バズっている遊園地に行ってみた!まさかの衝撃展開に」
当然下の方だと思います。このぐらいキラーワードを使うことは重要です。
その他のキラーワードについては下記をご参考ください。
テロップの位置は上部固定
テロップの位置は基本的に画面上部に配置します。メインの被写体を中央に置き、その上に表示します。
あまり上すぎると見切れてしまうので注意が必要です。
インスタの場合など、最上部や下側にメニューが表示されるので、テロップとメニューが被らないようにすることも重要です。
シーンが切り替わってもテロップの位置を固定させておく(上下させない)ことも重要です。
最初の7秒間は効果音を使う
最初の7秒間は効果音(SE)を使うことも重要です。
冒頭で興味を引くといった内容と一部重なりますが、効果音は人の注意を引き、見ている人の感情を動かす効果があります。
効果音を最初の方でたくさん使うことで視聴者を釘付けにすることができます。
高画質
投稿する動画が高画質であることも重要です。画質の良さがクリック率や再生数に影響します。
高画質と言っても一眼レフのような特殊な機材を用意する必要がありません。最近はスマホカメラの性能が非常に高いので、iPhone11以降ぐらいの画質であれば問題ありません。
映画製作のプロの中にも、iPhoneで撮影した映像で映画を作っている人もいるぐらいです。
インスタ側の設定
高画質の動画をアップロードするための重要なことの一つにインスタの設定があります。
インスタはデフォルトでは自動的に画質を押させてアップロードするようになっています。このため、どんなに高画質の動画をアップロードしても、勝手に画質が落とされるということもあります。
これを回避するためには、上部の三本線のメニューから、「設定とプライバシー」を選択します。
中段ほどにある「データ利用とメディア品質」をクリックします。
その中の「高画質アップロード」という項目をONにします。
スマホの設定
スマホ側にも撮影する動画や写真の画質を選択する機能が備わってます。
データ保存容量を上げて、保存できる枚数を増やすためにあえて下げた設定にしている人もいます。それだと画質が落ちてしまうので、撮影時などは高画質で撮影できるようにします。
コメントが増える仕掛け
最後にして最大の重要ポイントは、コメントが増える仕掛けを入れることです。
コメントはユーザーにとって一番重いアクションと言っても過言ではありません。このため、インスタのアルゴリズムではコメントが多い投稿ほど評価が高くなります。良い投稿はもっとたくさんの人に届けようということでリーチが増えます。
賛否両論
賛否両論が起こる投稿の場合、自動でコメントが増えやすくなります。例えば、次のようなテーマがあります。
- AIの利用
- 遺伝子編集技術
- 仮想通貨
- 美容整形
- 子育て
- etc…
賛否両論があるテーマをあえて使うのはコメントが入りやすく伸びやすい施策の一つです。
ツッコミ要素
動画の中についついツッコミたくなる要素を入れると、人はツッコミたくなる性質があります。
ショート動画を作る前に「こういうツッコミが入るだろう」ということを考えた上で台本を作ることが大切です。
オチを考えて最後で落とすというのではなく、30秒の動画の中に1~2個のツッコミやすいボケを入れる方がコメントが付きやすくなります。
強い共感を狙う
コメントが増える仕掛けの3つめのポイントは強い共感を狙うことです。
共感といっても「そりゃ、そうだよね~」「まあ、私もそうだけど」というような普通レベルの共感ではコメントは増えません。
そうではなく「そう!それが言いたかったの!」「まさにそれ!」というように、見ている人が言語化できてなかったことが言語化されたときに強い共感が生まれコメントが増えます。
例えば、ダイエットのために早朝ランニングを始めたけど3日で終わってしまった。というのは普通レベルの共感です。
そこからもう一段階掘り下げて、なぜ早朝ランニングが3日で終わってしまったのかを言語化することで、コメントが入りやすくなります。
「今週は忙しかったから、来週からやろう!って自分に言い聞かせてやめちゃうことってあるよね」というように具体性を持った言葉を入れるだけで「あーなるほどね」「それ、めっちゃわかる」という状態を生み出すことができます。
深堀して言語化している人は少ないため、強い共感が生まれやすくなります。
深堀するためのポイントは「なぜなぜ」です。自分に対して「なぜ?」「なぜ?」というのを3~5回ほど繰り返すことで、他の人が言語化できていないことを言語化できるようになります。
コメント誘導
コメントを増やす4つ目の施策は、「コメントしてくれたら○○があるよ」「○○するよ」というように、コメントに対して特典を付与することです。
LINEの登録者数を増やしたい場合などに効果的です。
全体の構成(台本)
伸びるショート動画のポイントが理解できたら、そこを押さえた全体の構成を作ります。
全体の構成は大きく次の4つで作成します。
この4つを30~60秒ほどの内容でまとめることができれば、ショート動画は完成したも同然です。
まとめ
良いショート動画を作るときに絶対に必要なのが「台本」です。
今は、有益性のある情報だけでは伸びない時代になりました。有益性は当然のこと、ユーザーの感情を動かす内容を組み込んだ台本を作ることが非常に重要です。
特に「冒頭の0.5秒」「感情を揺さぶる」という2つのポイントを押さえさえすれば再生数が伸びないということはありません。
カット数を増やしたり、冒頭に興味のある内容をまとめることで視聴維持率を伸ばしたり、たくさんのコメントがつくことで評価が上がり、たくさんの人にリーチする仕組みを入れ込んでいくことが大切です。