写真編集ソフトや動画編集ソフトで画像や動画を調整する際、「露光」と「明るさ」という言葉をよく見かけます。どちらも明るさを調整する機能ですが、一体何が違うのでしょうか?
この記事では、この2つの違いを分かりやすく解説しています。
写真編集や動画編集のレベルアップにつなげてください。
▼設定画面の例1
▼設定画面の例2
露光・露出と明るさの違い
最初に結論から言うと、露光や露出は写真全体の明るさを調整するのに対し、明るさは中間階調に特化して調整します。
以下で、それぞれの詳細を解説します。
露光と露出
露光と露出とは何か?
画像処理や動画編集における「露光」と「露出」は同じものと捉えて問題ありません。ソフトウェアによる名称の違いです。
露光や露出は、写真全体に均一に作用する明るさの調整機能です。
写真の一部が白く飛んでしまったり、黒く潰れてしまったりしたときに、露光や露出を調整することで、全体的な明るさのバランスを整えることができます。
▼設定画面の例1
▼設定画面の例1
露光や露出のメリット
- 写真全体の明るさを簡単に調整できる
- 白飛びや黒つぶれを効果的に修正できる
- 写真の雰囲気を大きく変えることができる
カメラにおける露光と露出
ちなみに、一眼レフやミラーレスなどのカメラにおける「露光」と「露出」は明確に違うものです。詳細は下記記事をご参考ください。
明るさ
明るさとは何か?
「明るさ」は、主に画像や動画の中間階調の明るさを調整する機能です。
明るさを調整することで、画像のコントラストを変化させることができます。明るさを上げるとコントラストが低くなり、画像が平坦になります。逆に、下げるとコントラストが高くなり、画像にメリハリが生まれます。
明るさを調整するメリット
- 画像にメリハリをつけたい場合
- 写真の雰囲気を柔らかくしたい場合
- 部分的な明るさを調整したい場合
露光・露出と明るさどっちを使うべきか?
露光や露出と明るさのどちらを調整すべきかは、写真の内容や表現したいイメージによって異なります。
まとめ
「露光/露出」と「明るさ」は、どちらも写真編集で欠かせない機能です。それぞれの特性を理解し、使い分けることで、より高度な写真編集が可能になります。
この記事が、あなたの写真編集の参考になれば幸いです。
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