NATOポート,ホットシュー,コールドシューとは何か?違いや特徴、用途|アタッチメントや部品まとめ

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カメラやビデオカメラのアクセサリーを取り付ける際に、よく耳にする「NATOポート」「ホットシュー」「コールドシュー」があります。これらの違いって一体何?しっかりとはわかってないけどなんとなく使っていたという人も多いと思います。

「NATOポート」「ホットシュー」「コールドシュー」ともにそれぞれ明確な特徴や用途があります。そのことを知っておくおくことは余計な機材の購入を防いだり、機材を長く大切に扱うことにもつながります。

この記事では、これらのパーツの特徴や違い、そしてどんな時に使うのかを分かりやすく解説します。カメラアクセサリー選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。


NATOポート

NATOポートとは何か?

NATOポートとは、主にカメラやビデオ機器、特にジンバルなどに搭載されている標準規格のアクセサリー取り付け口のことです。

NATOとは北大西洋条約機構の略称ですが、このポートが軍事規格に準拠しているという意味ではありません。

DJI RS4の場合、NATOポートにM4のねじ山が切られていて、NATOポート以外の取り付けもできるようになっています。


反対側にもNATOポートがあり、こちらはM4のメス以外に、電極まで取り付けてあり電子制御が可能になっています。



NATOポートの特徴

  • 形状: 長方形の穴に、ピンが2つ突き出ているシンプルな形状です。
  • 強度: 比較的強度が高く、様々なアクセサリーを安定して取り付けることができます。
  • 汎用性: 多くのメーカーのアクセサリーがNATOポートに対応しているため、互換性が高いです。
  • 用途: モニター、マイク、ライト、ハンドルなど、様々なアクセサリーを取り付けることができます。


NATOポートのメリット

  • 迅速な取り付け・取り外し
    ワンタッチでアクセサリーを取り付けられるため、撮影中の機材交換がスムーズに行えます。
  • 安定性
    強度が高いため、激しい動きの中でもアクセサリーが外れる心配が少ないです。
  • 汎用性
    様々なアクセサリーに対応できるため、撮影スタイルに合わせて自由にカスタマイズできます。


NATOポートのメリット

  • 規格外のアクセサリーとの互換性
    NATOポートに対応していないアクセサリーは使用できません。
  • 取り付け角度
    取り付け角度が限られるため、全てのアクセサリーが理想的な位置に取り付けられるとは限りません


NATOポートの取り付け例

ジンバル用のグリップ

NATOポートを使ってジンバルを保持するグリップを取り付けることもできます。

通常のホットシューや1/4ネジなどでは強度が足りずできないことが、NATOポートであれば可能になります。



NATO→1/4ネジ&コールドシュー切り替え

NATOポートにアームを取り付けて、1/4ネジやコールドシューに切り替えることもできます。これによりディスプレイやマイクなどを好きな位置に取り付けることができます。



NATO→コールドシュー切り替え

シンプルにNATOポートをコールドシューにするアタッチメントもあります。


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ホットシューとコールドシューとは何か?違い

NATOポートと同じかそれ以上によく使われるアタッチメント用のポートに「ホットシュー」と「コールドシュー」があります。

ホットシューとコールドシューの違い

ホットシューとコールドシューは実は形状は全同じです。

ホットシューは電気的な接点があり、電力を供給できるのに対し、コールドシューは電気的な接点が無く、単にアクセサリーを固定するためのものです。


ホットシューの特徴と役割

ホットシューの特徴

  • 電気的な接点がある
    カメラ本体から電力を供給できるため、フラッシュや外付けマイクなど、電力を必要とするアクセサリーを接続することができます。
  • 同期が可能
    カメラのシャッターと連動して、接続されたアクセサリーを動作させることができます。
  • 汎用性が高い
    多くのカメラに搭載されており、様々なアクセサリーに対応しています。


ホットシューの役割

  • フラッシュの取り付け
    外付けフラッシュを取り付けて、より強力な光で撮影することができます。
  • マイクの取り付け
    外付けマイクを取り付けて、高音質な音声記録を行うことができます。
  • その他のアクセサリーの取り付け
    ビデオライト、リモートコントローラー、電子ビューファインダーなど、様々なアクセサリーを取り付けることができます。



コールドシューの特徴と役割

コールドシューの特徴

  • 電気的な接点がない
    カメラから電力を供給することができないため、マイクや小型モニターなど、パッシブなアクセサリーを取り付けるのに適しています。
  • シンプルな構造
    電気的な接点がないため、構造がシンプルで軽量です。
  • 汎用性が高い
    ホットシューアダプターを使用することで、ホットシュー対応のアクセサリーを取り付けることも可能です。


コールドシューの役割

  • マイクの取り付け
    外付けマイクを取り付けて、高音質な音声記録を行うことができます。
  • 小型モニターの取り付け
    外付けモニターを取り付けて、撮影画面を確認しやすくなります。
  • その他のアクセサリーの取り付け
    LEDライト、マジックアーム、スマホホルダーなど、様々なアクセサリーを取り付けることができます。



ホットシューの商品例

ホットシューといえば一眼レフなどのカメラ上部についているのが一般的です。


ストロボ

ホットシューにとりつけてカメラと電気通信を行うものの代表といえばストロボです。

ストロボ販売数世界第一のGodoxが販売していて評価が非常に高いV860IIIが性能からみたコスパもよいストロボとして有名です。

電気通信の制御から、メーカー毎に種類が分かれています。

Canon用


SONY用



Nicon用




マイク

Traxshot Pro

電子的にカメラの音量を調整でき、ホットシューにとりつけるものでいえばマイクもあります。

音質もよく、コスパにも優れたマイクに最近人気のあるcomicaというメーカーのTraxshot Pro(トラックスショットプロ)があります。

2つのガンマイクがついていて、収音したい方向にそれぞれのガンマイクを向けることができます。Proじゃないバージョンもありますが、Proの方が後々後悔しない選択です。



LARK M2

インタビューのように周辺環境音は拾わずに、喋っている人の声だけを拾いたいという場合は、HOLLYLANDのLARK M2 コンボが最強です。

付けてることを忘れるぐらいの小型・軽量なのに、超高音質でノイズキャンセリングなどもあり高性能。ケースから出せば自動でつながるという使い勝手の良さもあり、世界的な評判もかなり高いマイクです。

一眼レフなどのカメラだけでなく、AndroidやiPhoneなどのスマホカメラでも使えます。




コールドシューの商品例

ライト

コールドシューにとりつける代表例といえばライトです。


Ulanzi VL49RGB

小型ライトなのにRGBモードもあり高性能でコスパが優れたライトにUlanzi VL49RGBがあります。

ライト本体にもコールドシューがありライトを複数接続することもできます。



NEEWER SL90 RGB

Ulanzi VL49RGBもいいのですが、光量が弱くバッテリー容量も小さいので、複数つなげたり、こまめに充電する必要があります。

そんな時に便利なのがNEEWER SL90 RGBビデオライトです。RGBでたくさんのカラーを設定できるだけでなく、かなり明るいことで有名です。

しかも、ステーがついていてライト単体で立たせたり、コールドシューに着けている状態で角度を自在に変えることができます。

1台でかなり万能なライトです。




スマホホルダー

コールドシューに取り付けると便利なアイテムの一つにスマホホルダーがあります。

NEEWER GA010

NEEWER GA010は360°回転することができ、しかもスマホのホルダー部分が自動縮小してくれるため、スマホの落下を防げるホルダーです。つくりもかなりしっかりしています。


(安いホルダーにUlanziのST-06Sがありますが、スマホのホルダー部分がギヤ式なので手動で調整しなければいけないめんどくささがあります)

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