「写真撮影の質をワンランクアップさせたい!」そう思っているあなたへ。
この記事では、写真撮影で欠かせないアイテムの一つである「レフ板」について、初心者の方にも分かりやすく解説しています。白、銀、黒といった様々な種類のレフ板がある中で、レフ板の種類ごとの特徴や、撮影シーンに合わせた使い方を解説しています。
例えば、白レフの柔らかな光で肌を美しく見せたり、銀レフの強い光で立体感を強調したり、黒レフで影をコントロールしたり、レフ板を効果的に使うことで、あなたの作品にさらなる可能性が広がります。
それぞれどのような特徴があり、どのように使い分けるべきか。具体的な使い方のヒントも交えながらご紹介します。
レフ板の色
テレビの撮影現場などで見かけるレフ板は白色が多いですが、実はレフ板には様々な色があります。そして、用途によって使うべきレフ板の色も変わってきます。
最近だと1つのレフ板で、白、シルバー、ブラックなど複数の色をカバーしているものもあります。
折り畳み式で上部な素材のレフ板もあります。
レフ板の色と特徴
レフ板の主な色には白、銀、黒、ゴールドなどがあります。それぞれ、白レフ、銀レフ、黒レフ、ゴールドレフと呼びます。
白レフ
光を柔らかく拡散させ、自然な光を再現するときに使います。
最も汎用性が高いレフ板で、人物撮影で肌を柔らかく見せたい場合や、影を補いたい場合に最適です。新規購入で迷ったらまず白レフを選ぶのがおすすめです。
銀レフ
銀レフは光を強く反射し、被写体に立体感を与えます。
白レフは光を拡散して柔らかくするのに対して、銀レフは鏡のように光をそのまま(やや減衰して)反射します。
ポートレート撮影でキャッチライトを入れたい場合や、曇りの日に光量を増やしたい場合に効果的です。
光が強いため、使いすぎると被写体が白飛びしてしまう可能性があります。
黒レフ
黒レフは光を吸収し、影を強調したいときに使います。
被写体以外に光が当たっている場合など、光を遮りたいときに黒レフを使います。
ゴールドレフ
ゴールドレフは暖色系の光を反射し、被写体に温かみを与えたいときに使います。
夕焼けを表現したい場合や、肌の色を美しく見せたい場合に最適です。
半透明レフ
半透明レフは、光を柔らかく拡散させることで、被写体に自然な光を当てたい場合に非常に有効なツールです。
白レフや銀レフのように光を直接反射するのではなく、光を透過させることで、より柔らかく自然な光を作り出します。
ストロボやライトなどの前に置くことでディフューザーとしても使うことができます。
シーン別レフ板の使い方
ポートレート撮影
- 白レフ:
- 肌を柔らかく見せたい場合
- 影を補いたい場合
- 自然な光を当てたい場合
- 銀レフ:
- キャッチライトを入れたい場合
- 立体感を強調したい場合
- 明るさを増したい場合
- 黒レフ:
- 背景を暗くしたい場合
- 影を強調したい場合
- 輪郭を際立たせたい場合
- ゴールドレフ:
- 肌に温かみを出したい場合
- 夕焼けのような雰囲気を出したい場合
商品撮影
- 白レフ:
- 商品に自然な光を当てたい場合
- 影を少なくしたい場合
- 色を忠実に再現したい場合
- 銀レフ:
- 商品に光沢感を出したい場合
- 立体感を強調したい場合
- 黒レフ:
- 背景を黒くしたい場合
- 商品を際立たせたい場合
屋外撮影
- 白レフ:
- 直射日光を柔らかくしたい場合
- 影を補いたい場合
- 雲が多い日の補光に
- 銀レフ:
- 光量を増やしたい場合
- 影を強調したい場合
- 黒レフ:
- 背景を暗くしたい場合
- 不要な光をカットしたい場合
レフ板を使う上での注意点
レフ板を使う上で次のポイントに注意する必要があります。
- 光源との距離
光源との距離によって、反射光の強さが変わります。 - レフ板の角度
レフ板の角度を変えることで、光の当たる方向や広がりを調整できます。 - 被写体との距離
被写体との距離によって、反射光の強さが変わります。 - 複数のレフ板の組み合わせ
複数のレフ板を組み合わせることで、より複雑なライティングが可能です。
まとめ
レフ板は撮影シーンや目的に合わせて使い分けることで、写真の表現の幅を大きく広げることができます。ワンランク上の美しい写真や動画を撮影するためにはレフ板は欠かせません。
様々な種類のレフ板を試して、あなただけの表現を見つけてみてください。
▼1つで複数の色をカバーするレフ板
▼折り畳み式で上部な素材のレフ板
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