Affinity Publisherは高品質な印刷物を作成するためのデザインソフトウェアです。
Affinity PhotoやAffinity Designerとの連携機能が充実しており、画像編集やイラスト作成から、雑誌や書籍のような複雑なレイアウトまで、一貫したワークフローでデザイン作業を進めることができます。
本記事では、Affinity Publisherの特徴や、他のAffinityシリーズとの違い、そして連携のメリットについて詳しく解説します。
また、AdobeのPhotoshopやIllustratorとの違いなど、Affinityを選ぶべきメリットについてもまとめています。
Adobeでいうとどれにあたるか?
写真編集やイラスト編集ソフトはAdobeのPhotoshop(フォトショップ)やIllustrator(イラストレーター)有名です。
Affinityのラインナップと比較すると以下のようになっています。
機能 | Affinity | Adobe |
---|---|---|
画像編集 | Affinity Photo | Photoshop |
ベクターグラフィック | Affinity Designer | Illustrator |
ページレイアウト | Affinity Publisher | InDesign |
Adobeは機能が豊富ですが、その分動作が重いです。確かにAIなど最新の機能のラインナップは豊富です。
Affinityは後出しだけあって直感的にサクサクと作業できます。
また、AdobeでできることのほとんどがAffinityでもできます。
ちなみに、Photoshopをインストールしたらアプリの容量は8GBを超えていました、、(PCが重すぎて削除しました)
一方、Affinity Photoは223MBです。
料金の違い(Adobe vs Affinity)
Adobeは年間10万円(年額!)
Adobeはかなり高額です。例えば、Photoshop、Illustrator、InDesignなどの主要ソフトが入ったバンドルパックだと月額8,000円ほどします。※月額です!!!
年間にすると約10万円です、、、高いですね。
PhotoshopやIllustrator単体だと、それぞれ月額で3500円ほどします。※月額です!!!!
Affinityは24,000円(買い切り!)
AffinityはAffinity Photo、Affinity Illustrator、Affinity Publisherの3つセットで24,000円で買い切りです。
1回買えば、無料でアップデートし続けることができます。
はっきり言って破格だと思います。
しかもセール時期によっては50%オフの1.2万円で手に入れることができます。
Affinity Publisherとは何か?
Affinity Publisherは、Mac、Windows、iPadで利用可能な高機能なページレイアウトソフトウェアです。
雑誌、書籍、ポスター、パンフレットなど、プロ品質の印刷物を作成するために設計されています。
ちなみに「アフィニティー」ではなく「エイフィニティ」と読みます。
Affinity Publisherの主な特徴
Affinity Publisherには次のような特徴があります。
- 直感的なインターフェース
Adobe InDesignに似たインターフェースを採用しており、グラフィックデザインに慣れているユーザーでもすぐに使い始めることができます。 - 高精度なレイアウト
画像やテキストをピクセル単位で正確に配置でき、高品質な印刷物を作成できます。 - 豊富な機能
マスターページ、スタイル、スウォッチなど、プロフェッショナルなデザインに必要な機能が満載です。 - 高いパフォーマンス
大容量のファイルでもスムーズに動作し、作業効率を向上させます。 - VectorWorksとの連携
VectorWorksとの間でファイルの相互変換が可能で、建築設計図などのデータを活用したデザインも作成できます。
Affinity PhotoやAffinity Designerとの違い
Affinityシリーズは、Affinity Publisherの他にAffinity PhotoとAffinity Designerという2つのソフトウェアがあります。それぞれの特徴は以下の通りです。
Affinity Photo
Affinity Photoはプロフェッショナル向けの画像編集ソフトウェアです。
RAW現像、レタッチ、合成など、幅広い画像処理に対応しています。非破壊編集で、いつでも元の画像に戻すことができるとても便利なツールです。
Affinity Designer
Affinity Designerはベクターグラフィックとラスタグラフィックの両方に対応したデザインソフトウェアです。
ロゴ、イラスト、アイコンなど、様々なグラフィックデザインの作成に優れています。
どのソフトウェアを選べばいいのか?
どのソフトウェアを選ぶかは、どのようなデザインを作成したいかによって異なります。
- 写真編集がメイン: Affinity Photo
- イラストやロゴデザインがメイン: Affinity Designer
- 印刷物を作成したい: Affinity Publisher
Affinity Publisherは、Affinity PhotoやAffinity Designerで作成した画像やイラストを組み合わせて、雑誌や書籍のような複雑なレイアウトを作成するのに最適です。
Affinity PhotoやAffinity Designerとの連携
Affinity PublisherはAffinity PhotoやAffinity Designerと非常にスムーズに連携できます。この連携機能は、Affinityシリーズの大きな魅力の一つです。
Affinityシリーズの連携機能
Affinity Publisherで作業中に、以下のことが可能です。
- 他のアプリへのシームレスな切り替え
Publisherの作業画面から直接、DesignerやPhotoに切り替えて、配置した画像やオブジェクトを細部まで編集できます。 - 編集内容のリアルタイム反映
編集した内容は、元のアプリに戻ると自動的に反映されるため、何度もファイルの保存や再読み込みを行う必要がありません。 - StudioLink
Publisher内にDesignerやPhotoの機能を直接呼び出すことができるため、レイアウト作業を中断せずに、より高度な編集作業を行うことができます。
連携のメリット
- 作業効率の向上
複数のアプリ間を移動する手間が省け、作業フローがスムーズになります。 - 高品質なデザイン
各アプリの強みを活かして、より精度の高いデザインを作成できます。 - 柔軟なワークフロー
プロジェクトの規模や複雑さに合わせて、最適なワークフローを構築できます。
連携の具体的な活用例
雑誌のデザイン
- Publisherで全体のレイアウトを作成
- Photoで写真を編集
- Designerでイラストやロゴを作成
- 各要素をPublisherに配置し、完成させる
書籍の制作
- Publisherで本の体裁を整える
- Designerで表紙のデザインを作成
- Photoで挿絵を編集
ポスターのデザイン
- Publisherでレイアウトを作成
- Designerでキャッチーなイラストを作成
- Photoで高画質な写真を配置
まとめ
Affinity Publisherは、Affinity PhotoやAffinity Designerとの連携機能により、より幅広いクリエイティブな表現が可能になります。
それぞれのアプリの強みを組み合わせることで、プロフェッショナルレベルのデザインワークを実現できます。
コメント